
【無料読める?】BLEAC○ ブリー○ 松○乱菊 あたし、生きてるよね・・・?
【d_562431】
その夜、玄関のドアが静かに開いた。
「……ただいま」
乱菊は、肩で息をしていた。
隊服は焦げて破れ、足には斬られた痕が残っている。
なのに、口元にはいつもの、あのふわっとした笑み。
「ちょっと強がって帰ってきたけど……
ほんとは、結構…ギリギリだったの」
言いながら、ふらつく脚でベッドまで歩くと、
俺の手を取って、自分の胸に押し当ててきた。
「…